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探訪記録 福島  8


*新編會津風土記の腰王神社 その8(区分ロ)  
《新編會津風土記の所在地情報》
(ロ)會津郡(橋爪組)柏原村〈カシハバラ〉  ○伊勢宮  相殿・腰王神
  ○神社項目の記述〈抜粋〉
   ○伊勢宮 村東にあり、鎮座の年代をしらず、 本郷村宗像出雲が司なり
   〔相殿十一座〕△稲荷神四座 一座は本村より移し、一座は上米塚村の端村出新田より移し、二座は上米塚村より移せり
         △明神二座  △伊勢宮 下米塚村より移せり  △腰王神 同上  △八幡宮  △熊野宮  △湯殿神 
   ○寺院項目の記述〈抜粋〉
    ○圓城寺 村中にあり、松林山と号す、

《探訪記録》
 桑原リスト外
 明治12年北会津郡発足。明治22年古舘村・上米塚村・柏原村・下米塚村等が合併し川南村。
 昭和31年荒舘村・川南村が合併して北会津村発足。
 平成16年北会津村が会津若松市に編入。北会津郡消滅。

 会津若松市北会津町柏原という地名があります。
 地図を調べると、柏原集落内に円城寺があり集落の東に神明神社があります。
 風土記の記述に合い、柏原集落付近に他に神社が見当たらないので、ここを訪ねてみます。

*2010年12月11日(平22)探訪
 会津美里町氷玉の藤巻神社・古四王神社から県道72号線を北上して柏原集落に至り、集落を東に進むと村はずれの田畑の中に神明神社がありました。
 境内に大きな木がない印象でぽつんと社殿が置かれているような感じがしました。
 鳥居の前に新祠碑(明治四十五年)と社標があり、灯籠・狛犬があって社殿があります。
 社殿の右手前に灯籠が据えられ石祠が3社ありますが、いずれを祀る社であるか不明です。
 古四王の手がかりは見当たりません。

 左: 神明神社ー新祠碑・鳥居・社標  右: 社殿右手の石祠

 相殿に移される前に「腰王」があったという下米塚集落に向いました。
 集落には、観音堂や石碑・石祠が集められた一画がありましたが、「腰王」跡は分かりません。

 下米塚集落の東側に「小姓」地名があり、現在はリンゴの果樹園になっています。
 北側には「小姓川原」という所があるようです。
 この地名が、「コシオウ→コショウ」と関係があるのかないのかは不明です。

 *地図は〈北会津町下米塚小姓〉です。


 両堂の籠り堂・不動堂を見て北会津を離れました。

《探訪の整理》
『平成の祭』: 神明神社  祭神 (主)大日霎貴神〈おおひるめのむちのかみ〉 〈『平成の祭』では、「大日貴神」〉ーはレ点〉
             他の祭神の情報無し
             鎮座地 北会津郡北会津村大字柏原字宮尻704
             現住所表示 会津若松市北会津町柏原宮尻704

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