探訪記録 山形 16 : 庄内 16
佐藤リスト 位置番号 14 : 酒田市飛島 コシガミ
備考)賽の河原の石地蔵、腰の病気の神、あるいはコシジョガミ
〈桑原リスト:なし
*『池田・方寸5』に「同書〈及川大渓『みちのくの庶民信仰』〉によれば腰神も古四王神であるといっているが、飛島の賽の河原の石地蔵を、島民はコシガミ・コシジョガミと呼んで、腰の病気のあるものが祈願をし、なおると腰巻を献げて礼をする風習がある。」の記述があります。
及川の前書には「古四王は一に胡四王、越王、腰王、小□王〈□は草冠に徙〉などといい」は記されていますが「腰神」の記載はありませんので、引き寄せすぎた読み方と記述ではないでしょうか。
熊野田の件にしろ、及川の著作を論拠にしようとするのは、どうでしょうか。
腰の病に霊験のあるとする信仰でしょうが、コシオウと結びつく要素はあるのでしょうか。
庄内地方では古四王を腰王とするような例があるでしょうか。
賽の河原の地蔵様ですので、「腰の病気」というのが別の意味を持つようにも思えるのですが。
参考リストに区分してもよいのではないかと思います。
場所が飛島ということもあって、行かないままになる可能性があります。